東京都の待機児童はベビーシッター費用が9割引!?都庁に電話で聞いてみました - 妊娠出産をただただ記録するブログ

東京都の待機児童はベビーシッター費用が9割引!?都庁に電話で聞いてみました

「東京都でベビーシッター費用の9割が補助される」というニュースが今年1月にありましたが、ご存知でしょうか?

この予算が都議会で可決され、今年度後半から実現するようです!

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ちなみに、今年1月時点ではこう報道されていました。

東京都は育休を1年間取得した保護者の復職支援のため、ベビーシッターの利用料支援を決めて約50億円を来年度の予算案に盛り込む方針です。

 都内の待機児童数は約8600人で、そのうちの8割が0歳児と1歳児です。都は育休を1年間取得した後に復職し、次の4月から認可保育所を申請している保護者に対し、ベビーシッターの利用料金を月額最大28万円補助する方針を固めました。所得制限はなく、対象となるのは0歳児から2歳児です。2018年度の予算案に1500人分のベビーシッターの利用料金として、約49億円が盛り込む方針です。都は、この支援制度の導入で1年間の育休を取得する保護者を増やし、人手の掛かる0歳児の保育を減らして待機児童の解消にもつなげたい考えです。

テレビ朝日サイトより引用)



東京都の小池百合子知事は五日、保育園などに入れない待機児童を持つ保護者ら向けに、ベビーシッター代を最大九割近く補助する制度を二〇一八年度に新設する方針を明らかにした。当初予算案に四十九億円を計上する。都道府県がベビーシッター代を補助するのは珍しいという。


 都内でシッターを利用する場合、月平均で約三十二万円(一日八時間で二十日間利用)かかるとされる。新制度では、月二十八万円を上限に補助することで、自己負担を月最大四万円程度に抑える。千五百人分の予算を計上し、所得制限は設けない。


 対象は、ゼロ~二歳児の家庭で、保育所への入所決定まで保護者が仕事をする場合と、一年間の育休を取得した後に子どもが次の四月に保育所などに入るまで利用できる。小池知事は報道陣に「高給取りの家庭でなくてもシッターを雇え、引き続き仕事を行えるようにしたい」と述べた。

東京新聞サイトより引用)



この政策、実は昨年度(2016年12月頃)にも報道されていたのですが、予算案が提出されず、見送りとなりました。

今回は予算が通っていますので、実現することは間違いない様子です。

東京都の予算案の画像がこちらです。

yosan_180404.jpg

(「平成30年度主要事業」の「8 福祉保健局」35ページにあります。)

「待機児童の保護者が、入所決定までの間の就労のためや保護者が1年間育休を取得した後復職して認可保育所等の申請を行う場合のベビーシッター利用料の一部を補助する。

補助基準額 1時間当たり1,750円 月額28万円(上限)」

となっています。

いつから使える?都庁に問い合わせてみた


ベビーシッター費用の補助の対象や条件はどんなもので、いつから使えるのでしょう?

東京都福祉保健局に電話で問い合わせてみました。

「どの内容も未確定ですが」と前置きしながらですが、以下のような回答をいただきました。

東京都ベビーシッター利用支援事業の概要(案)

・開始時期:年度後半を予定

・対象者:0歳~2歳の待機児童

・市区町村がチケットを配布し、それを持っていると支払額が減額されるようなものを想定している。

・都がベビーシッター業者を公募し、審査に通った業者に保護者が連絡し、利用する形式となる。

・ベビーシッター会社の入会金等は補助の対象外

・来年度以降も継続を予定している


この春、待機児童となってしまったご家庭にとってはすごいことではないでしょうか。

しかし、各市区町村でどのような運用がされるかは、まだまったく決まっていないとのことです。

「待機児童であること」に加えて、なんらかの条件が追加される可能性もあります。

千代田区・調布市のベビーシッター代補助


これまで東京都では、千代田区、調布市、渋谷区、品川区でベビーシッター代の補助が個別に行われていました。

先行してベビーシッターの補助金を導入している、千代田区・調布市の条件を見ておきたいと思います。

千代田区


千代田区(千代田区居宅訪問型事業(ベビーシッター))の条件がこちら。

対象:区内在住の0歳~3歳未満の待機児童

助成内容:月額利用料が認可保育園の保育料と同額となる

条件:区内全園を希望していても入園することができなかったこと
   認可・認証保育所に入所していないこと
   内定した園を辞退していないこと

運営事業者:株式会社ポピンズ(定員20名) 、株式会社アルファコーポレーション(定員5名)

超過の場合:世帯の指数により選考

千代田区サイトより)


つまり、保育園とほぼ同じ扱いで、希望多数の場合は点数制で選考が行われるということですね。

ちなみに、平成29年前半までは空きがあり、希望者は全員利用できたそうですが、だんだん評判が広がって希望者が増え、平成29年度後半は空きなしとなったそうです。

現時点(平成30年5月入所希望)では空き2人ですが、すぐ埋まりそうだとのことでした。

調布市


調布市の条件がこちら。

対象:市内在住の小学校第3学年まで

助成内容:利用料の2分の1(一家庭につき一日4,000円、一年度(4月から翌年3月)28,000円を限度)

調布市サイトより)


調布市の場合は、保育園不足を補うという目的ではなく、子育ての負担を軽減するという目的で行われているように見受けられます。

どんな補助内容となるのか?


東京都のベビーシッター代の補助は、どのような形になるのでしょうか?

東京都の回答からすると、千代田区・調布市のいずれとも違う、「割引チケット」のようなものを対象者に配布する形式となるように思われます。

でも、利用希望者がどんどん増えて、予算を超過してしまったらどうなるんでしょう?

ベビーシッター代の補助を頼りにして仕事復帰したものの、年度途中で予算が不足し、預け先がなくなるという事態になっては困りますよね。

そこで、「予算が足りなくなったら配布を終了するのですか?」と質問してみました。

これに対する東京都の回答は、「月間160時間までの利用×1500人を想定し、予算49億としている。パート勤務の利用者もいると思われるので、予算を超過するとは予想していない」とのことでした。

しかししつこく、「予算が不足した場合には、その時点で補助が打ち切りとなり、仕事復帰していても自費でベビーシッターを利用することになるのでしょうか?」と聞いてみました。

これに対する東京都の回答は、「いったん割引券を交付した人については、最後まで利用できる制度になると思います。その後配布を控えるとか・・・(ムニャムニャ)」という回答。

この回答から見る限りでは、先着順でベビーシッター割引券(それを提示すれば何度でも割引が受けられるもの)を交付し、いったん交付された場合は(今年度末までか、2歳になった年度末までかは分かりませんが)利用が続けられる制度を想定しているようです。

別の報道では、予算不足の場合は補正予算も考えているとのことでしたので、基本的に条件に合う希望者全員に補助を出す方針のようです。

「1500人」という数の妥当性については私は判断できないのですが、報道されている待機児童数などから考えると、「え、少なすぎない?」と思う数字です。

そこで、利用者を絞り込むのかと思い、「「待機児童」という以上に条件を追加する予定はないですか?(たとえば全園への申し込み、フルタイム勤務などでの点数制の導入など)」と聞いてみました。

東京都の回答としては「絞り込む条件の追加は考えていないが、市区町村ごとに運用が異なる場合もあるかもしれない」とのことでした。

現状では、すべてについて未確定であり、細かい運用については質問されても答えようがない状態のようです。

ベビーシッターってどんな人?


制度が実施された場合、ベビーシッター会社としては大手の、ポピンズ、アルファコーポレーション、ピジョンなどが指定業者として選定されると思います。

そうした会社に所属するベビーシッターさんとはどんな人たちなのでしょうか?

私がこれまで何度かベビーシッターさんを利用した印象では、半数ぐらいが保育士・幼稚園教諭・看護士・助産師といった資格を持った方のように思われます。

結婚・出産を機に離職し、子育てが一段落して仕事復帰した50代ぐらいの女性というのが典型的なパターンかなと思います。

また、保育園の勤務が厳しく、転職も容易であることから、修飾語、比較的短期間で離職した若い保育士さんもよくお見かけします。

ふだんは自宅待機しており、仕事がある場合のみ会社から連絡があって、保育先に向かうということのようです。

ベビーシッターさんの受け取る時給を尋ねてみたところ、あるベビーシッターさんは、会社から支払われる時給は1500円前後(少ないときは1200円ぐらい)と話されていました。

私たちがベビーシッター会社に1時間あたり2500円~3500円支払っているのですが、ベビーシッター会社(人材派遣会社)の取り分を差し引くと、この金額のようです。

保育士・幼稚園教諭以外では、子育て経験ありで各社の研修を受けた方や、関連した資格(チャイルドマインダーなど)をお持ちの方もいらっしゃいました。

嫌な思いをしたこともありましたが、ワンオペ育児のわが家では、本当に無理な場合はベビーシッターさんが最後の砦という位置づけで、頼りにしています。

>>「産後ヘルパー経験談 その1~予想したほど楽じゃなかった~

>>「ベビーシッターは用のない時にこそ呼ぶべき!その理由【ワンオペ育児】

一時保育やベビーシッターさんを多数利用してきた結果、「いろんな意味で、ベビーシッターよりは保育園(できれば認可・公立)が安心」というのがわが家の結論なのですが、ベビーシッターは高いお金がかかる分、小回りが利きます。

それを9割もの補助でできるなんて、最高だなと思います。

「本当にこれでやるの?」の多い制度ですが


この制度のスタートに水を差すつもりはないのですが・・・。

報道の通り、「自己負担が月4万円程度」だとすると、「保育園に入るよりベビーシッター代の補助をもらうほうがトク」という状況がしばしば発生するのは少々問題だと感じます。

都内市区町村の0~2歳児の保育料の最高額は7万円台だと思います。

[参考] 世田谷区保育料

認可外ですと、10万円程度はザラだと思います。

4万円で利用できるなら、認可外からベビーシッターにかわりたいという方もおられると思うのですが・・・。

この件については、こちらのブログでも詳しく紹介されています。
詳しい数字がたいへん参考になりました。ありがとうございます。

東京都のベビーシッター代、月28万円補助で待機児童は解消できるか?


また、補助が始まることで、保育園利用希望者が増え、結局、待機児童数は減らないのでは?ということも懸念点です。

私自身も、過去の勤務先からパートで復職の打診があり、ずっとお断りしていたのですが、「この補助制度が始まるのであれば、それにあわせて復帰も可能かな・・・」なんてことをちらっと考えてしまったりしました。

補助を目的に、隣県からの転入者が増えることも予想されます。

他にも、1500人のベビーシッターが確保できるのかという点も疑問です。

(この補助とは関係なく、ベビーシッター会社が採用のお祝い金を出したりしており、人手不足感の強い業界です。)


このように、あちこち「?」のある補助プランではありますが、思い切った政策で子育てを支援しようとしていることは、子育て世代としてはとても心強いです。


私のベビーシッター利用体験談はこちら。

ベビーシッター紹介サイト「キッズライン」の1000円割引クーポンも配布しています。
(キッズラインは調布市・渋谷区・品川区・千代田区・福岡市では補助対象事業者となっています。)

>>ベビーシッターは用のない時にこそ呼ぶべき!その理由【利用体験記】


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