12月生まれは親孝行って本当!?~年少扶養控除の復活は?~ - 妊娠出産をただただ記録するブログ

12月生まれは親孝行って本当!?~年少扶養控除の復活は?~

「12月生まれは親孝行」って言葉、聞いたことありませんか?

私は妊娠したとき、予定日が3月と知り、この言葉を思い出して「あぁ、12月ならよかったなあ」なんて考えていました。

でも実は、12月生まれがトクだったのは以前の話。
今はそうじゃないんです。

これは、「年少扶養控除」という制度と関係しています。


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年少扶養控除って何?


年少扶養控除とは、税金が安くなる制度です。

税金を計算する際には、年収そのままに税率をかけるのではなく、いろんな控除を差し引いてから計算してもらえます。

・妻が被扶養であれば配偶者控除(38万円)
・医療費を使ったら医療費控除

・・・などの制度があります。

[参考] 妊娠・出産で医療費控除になるもの(まとめ)

以前は子どもを養っている場合「扶養控除」の名前で、以下の金額が所得から引かれて計算されていました。

2010年以前の扶養控除の仕組み


年齢 控除額
0歳以上16歳未満 38万円
16歳以上23歳未満       63万円

[参考] 扶養控除|国税庁

そのため、子どもが生まれた年は2万~8万円程度税金が安くなり、年末に戻ってくる場合があったのです。
(年収により税率が変わるため、世帯によって額は異なります。)
とくに、扶養控除の額は1月生まれも12月生まれも一律38万円なので、「12月生まれは親孝行」と言われていたんですね。


ところが2011年、子ども手当の導入とともに扶養控除の制度が大幅に変更されました。

2011年以降の扶養控除の仕組み


年齢 控除額
0歳以上16歳未満 0万円
16歳以上19歳未満       38万円
19歳以上23歳未満     63万円


児童手当は増額されたけれど・・・


ただ、扶養控除の廃止は、子ども手当(現在の児童手当)の増額と抱き合わせでした。

児童手当1万円が現状の1万5000円に値上がりしたため、標準的な収入の子育て家庭では、負担額の変化はないようです。
(収入の多いお宅では負担増となっています。)

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(大和総研「新旧児童手当、子ども手当と税制改正のQ&A」より引用)

私、出産前で子ども手当のことって全然興味なかったのですが、ニュースでは連日大騒ぎだった記憶が。
「あれ?変わったのこれだけ?」って感じです。

子ども手当(現・児童手当)も、予定されていた2万6000円ではなく、1万5000円となっていますし・・・。

なんだか子育て支援が手厚くなった気はしませんよね。


年少扶養控除は復活するはず!?


この年少扶養控除制度、実は2013年に復活するはずでした。

2012年の衆議院選挙の自民党の政権公約
「年少扶養控除の復活」ってあったんですよ。
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私はしつこく覚えています。

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自民党マニフェスト(政権公約)より)

これって、児童手当は維持したうえで、年少扶養控除も復活するってことだったのではないでしょうか?

しかし、2012年、2013年の2度にわたり「財源不足で年少扶養控除復活は先送り」という小さな新聞記事で終わってしまいました。

その後、何度かの選挙があり、完全にうやむやに・・・。

でも、子育て世帯としてはぜひ復活させてほしい制度ですね。

長い目で見れば、12月生まれはお得!?~児童手当終了の年齢~


とはいえ、長い目で見ると、やはり「12月生まれは親孝行」かもしれません。

というか、1月~3月生まれは損しているんですよ!

うちの長男Kくんは3月生まれなので、ここはとても気になります。

詳しく説明するとこうなります。

うちのKくん(2013年3月生)と同学年で4月~12月生まれの子がいたとします。
(正確には「4月2日~1月1日生まれ」となります。参考:文科省サイト

子どもの扶養控除で税金が安くなるのは、子どもが16歳から。

二人とも、中学卒業の年の年度末(2028年)で児童手当は終了となります。
(正確には、「15歳到達後最初の3月31日まで」とされています。)

2012年4~12月生まれの子は、2028年末時点で16歳となるため、この年から扶養控除できるようになります。

これに対し、2013年1~3月生まれの子(正確には「1月2日~4月1日生まれの子」)は、2028年末時点では15歳。
扶養控除はできません。

児童手当はもらえず、扶養控除の対象にもならない、空白期間ができてしまうんですね。

「でも、翌年から扶養控除できるからいいじゃない」と思われるかもしれませんが・・・

二人とも、もし、大学をストレートで卒業して23歳(2035年)で社会人になったとすると、Kくんの扶養控除が1年少ないままとなってしまいます。

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この損失、そのご家庭の収入にもよりますが、一般的に20万円程度となります。

[参考] 特定扶養控除65万円×所得税率10~20%程度+特定扶養控除45万円×住民税率10%

大学の学費の負担は重いと聞きますので、この損失って、大きくないですか?
不公平だよなあと思います。

とはいえ、わが家では「子どもは大学院修士まで進む」と想定しており、そうなれば、扶養期間は2年延びます。

>>「学資保険300万円で足りる?足りない?~大学の学費を計算してみた~

また、新卒時の就職市場の状況が良いとも限りません。

その頃には、扶養控除のことなんてどうでもよくなって、「就職してくれただけありがたいわ~」という心境になっているかもしれませんね。

とはいえ、中学卒業時点で、4月~12月生まれと1~3月生まれにこんなに差がつくのは合理的とは思えないので、改善してほしいなあと思っています。

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コメント
非公開コメント

頑張ってください!

初めまして!
私も年末になっては年少扶養控除復活をネットで検索してました。
メディアでも取り上げられないし、こうやって声をあげてくださる方がいて嬉しく思います!
年少扶養控除対象の子が3人いますので、ぜひとも復活して欲しい!
ブログ主様も子育てってホント楽しみより我慢の方が多いけど、こうやってブログで息抜きしながら頑張ってくださいね!

2014-12-30 09:39 from 名無し

Re: 頑張ってください!

名無しさま

はじめまして。コメントありがとうございます!
年少扶養控除の件は、この前の衆議院選挙で完全に忘れられてしまいましたね。
お子さん3人でしたら、年少扶養控除のあった時代も体験されたことと思います。やっぱり復活してほしいですよね。

子育て支援というと、近頃メディア報道は「保育園の充実」一色な気がするのですが、それだけではなく、様々なニーズがあると発信していけたらいいなあと思います。

2014-12-30 13:48 from ぽむぽむ | Edit

No title

これまでの様々な記事を読ませていただき、
勉強させてもらっています。
ありがとうございます。
制度が変わっていたこと、今知りました…。
今更ながら、知らないことが多いと実感し、
勉強の必要性を感じました。

出産準備の内容も参考になり、
ノートにうつさせてもらいました。

色々不安だったことを、ひとつひとつ解消できそうです。

これからも活用させていただきます。

2016-06-28 20:50 from おいも | Edit

Re: No title

おいもさま

はじめまして。コメントをいただきどうもありがとうございます。
たくさんの記事をお読みいただいたようで、お役に立っているようでしたらとても嬉しいです^^

年少扶養控除のことは、子どものいないときだと興味がなく、ニュースも見過ごしていますよね。
私も制度が変わっていると知り、びっくりしました。

また今も選挙していますが、この件はもうなかったことになってますよね~。
今後は児童手当だけということで固定されてしまうんでしょうか。

出産準備につき、記事でご説明不足の点などありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

2016-06-29 21:33 from ぽむぽむ | Edit

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