産後調理院見学ツアー~韓国の出産事情/韓国の出産費用/産後院の歴史/「調理」って?~ - 妊娠出産をただただ記録するブログ

産後調理院見学ツアー~韓国の出産事情/韓国の出産費用/産後院の歴史/「調理」って?~

韓国の産後ケア(産後調理院)見学ツアーのまとめです。
仁川空港で迷子になった記事から続きます。


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バスで産後ケアセンターへ


13時に仁川空港を出発し、大型バスで市内へ。
息子はまたも窓ガラスに貼りつき・・・。

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一人がこわくなってくると抱っこを要求。重い^ ^;

車内では、イッツコリアの方から、
韓国の産後事情につき説明がありました。


韓国の産後ケア事情~全員が利用?~


小雪さんが利用したことで一躍有名になった
韓国の産後ケア(産後調理院)。

韓国では出産したらほぼ全員が利用するほど
一般的になっているということでした。


韓国の産後院は以下の二つのタイプがあります。

(1)産後院のみで運営しているもの



(2)産婦人科が併設されているもの



(2)は、そこでお産することもできるし、
皮膚科なども併設されていて、
総合女性クリニックのようになっているとのこと。

今回は両方のタイプの産後院を
見学させていただけることになりました。


韓国の産後院(産後調理院)の利用価格

産後院の費用としては、ソウルでは2週間で30万~40万円。

釜山ではその40%程度。
地方都市ではさらに安いそうです。


日本の産褥入院が、1日2万~3万円であることを考えると
ソウルならほぼ同額ということになるでしょうか。

»東京の産後院(産褥入院)の入院費用一覧

釜山などの地方都市なら格安だなと思いました。


「調理」ってどういう意味?


「産後調理院」の「調理」というのは
「体を整える」という意味だそう。

(「料理が出る」って意味かと思っていた私^ ^:)

漢方体験の記事でも紹介しますが、韓国では
東洋医学(漢方)が日本以上によく利用されており
産後も、体質改善や養生を大切に考えている様子です。

sangocare_lunch_140723.jpg

そんな東洋医学の考え方を取り入れて
出産後の女性のケアをするのが産後院という位置づけです。


なお、韓国的な東洋医学(漢方)を「韓方」と呼んで、
今後の観光の目玉にすることを
韓国観光公社は考えている様子です。

ツアー参加の経緯の記事でも少し触れたとおり
公社サイトには「韓方体験」ページが作られています。)

韓国の妊婦の何%が産後院を利用するの?


さて、産後院は韓国で出産する女性の何%が
利用しているのでしょうか?

ツアー前に、ネット上で集めた情報から
「34%ぐらいかな?」と思っていたのですが・・・
(詳しくはこのページ中ほどに⇒「韓国の産後調理院(サヌチョリ)とは?~産後調理院見学ツアーの下調べ中~」)

イッツコリアさんによると、ほぼ100%ではないかとのこと。
びっくりしました!

韓国では、妊娠したと聞くと、挨拶のように
「産後院はもう予約したの?」「どこにしたの?」
と質問するそうです。

妊婦さんは、妊娠5~6ヶ月になると、
産後院を3~5件見学し、予約を入れます。

だいたいは自宅近くか、旦那さんの会社近くにするのだとか。

8~9ヶ月になってしまうと、もう予約が取れなく
なってしまうのだそうです。

amorium_dining_140723.jpg
(アモリウム産後ケアセンターの共有スペースの様子)

韓国人女性の産後院入院期間は?


韓国人女性は、産後調理院にどれぐらいの期間
入院するのでしょうか?

イッツコリアさんによると、2~3週間が一般的とのこと。

韓国では普通分娩は2泊3日、帝王切開でも1週間で
退院するとのことですので、自宅に戻るまで
2週間半~3週間半となります。

産後院では何をしてもらえるのか?


韓国の産後院では、入院中何をしてもらえるのかも
聞きました。

「食事+宿泊+母乳育児指導」が基本コースとのこと。

さらに、ヨガや骨盤矯正、マッサージ、エステ、さらには、
シミ・ソバカスのレーザー治療、整形などもしてしまうそうです。

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(ドラマ産後院(週60万円)のエステ室内の様子)

レーザー治療は顔に傷ができるので
勤めている方などは、ふだんは施術しにくいのですが

産後なら旦那さんとしか顔を合わせないので
「この機会に!」とやってしまう女性も多いのだそうです。

韓国では、高校の夏休みには二重まぶたの手術をし
就職活動前にも美容整形手術をし、というのは
本当に一般的なことのようでしたので、その延長なのでしょうか。

「一人で育児する前のベースキャンプ」というコンセプトや
「食事+宿泊+母乳育児指導」が含まれることは
日本の産褥入院と同じだなと思ったのですが、

オプションとしてついてくるエステやレーザー治療が
韓国らしいなあと思いました。


韓国の産後ケアの歴史


産後ケアが始まったのは、韓国観光公社サイト
によると1997年のこと。

その後、約20年で一気に一般化した様子です。

(ドラマ産後院では「1990年」とおっしゃって
いましたが、「1990年代」の誤訳かもしれません。)

韓国の産後ケアの歴史的背景について
イッツコリアさんはこのように説明されていました。

韓国では、古代からお産を神聖なものと考える文化が
根付いており、国王の王子のへその緒を
風水に基づき選んだ土地に埋めるという
風習があったそうです。

埋めた場所は「胎室」と呼ばれ、立派な廟が立てられます。
韓国独自の文化のようです。

(胎室を訪ねた方のブログを見つけました)
 ↓
世宗大王子胎室|はっちんの大好き☆


産婦をいたわる=家の繁栄


また、もともと韓国の名家では、
産後養生のための小屋(産後室)を自宅敷地内に建て、
産後は姑の世話を受けつつそこで暮らすという文化があり、
産後調理院もすんなり受け入れられたようです。

「産婦を大切にする=良い子孫が生まれる=家が繁栄する」
という思想が背景にあるのですね。

ただ、現代は、姑も仕事を持っている場合が多いですし、
20~30年前の出産経験では、十分なケアができないので
産後院に入院することが流行しているということでした。

このような経緯で産後院が広まっていますので、
妊婦さんには姑からの金銭援助がある場合も多く

予算次第で、滞在期間を延ばしたり、
マッサージをつけたりするということでした。


韓国の出産費用


韓国での出産費用は以下の通りだそうです。

韓国の健康保険加入者の場合


普通分娩:約8万円~10万円
帝王切開:約15万円
(韓国では、普通分娩も健康保険適用になるそうです。)

外国人(韓国健康保険加入者以外)の場合


外国人の場合は、4割増程度とのことでしたので
以下の金額だと思われます。

普通分娩:15万円
帝王切開:21万円


出産は日本・産後ケアは韓国でというツアーらしいです


韓国のほうが日本よりお産は安くなるので
「韓国で産みましょう!」という企画なのかな?と思ったのですが

そうではなくて、日本でお産をし、
産後2~3ヶ月の時期に母子で渡航して、

韓国の産後ケアに入院するという
ツアーを考えられているようです。
(»韓国産後ケアパッケージツアーの詳細

korea_sangocare_140715_01.jpg

出発前は「外国でお産なんて、無謀じゃないかな?
万が一のことがあったら困るんじゃないかな?」と
個人的には不安に思っていましたので
「お産も韓国で!」というツアーでないことを知ってほっとしました。

(とはいえ、イッツコリアさんでは「お産をしたい方はぜひ!」
ともおっしゃっていましたが…。)

産後調理院・アモリウム産後ケアセンター見学記事に続きます。


まとめて読まれる方はこちらからどうぞ。
韓国産後院ツアーの全記事


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